20161010

BMW R1200RSを1年所有してみてのインプレッション


R1200RS 20151128 ヨウさん家訪問ツーリング


どんなバイク?

BMW R1200RSはスポーツツアラー。 電子制御のエンジンやサスペンションにより簡単に走行モードを変更できる上、
オプションで用意されている4種類のシートを換装することで、スポーツ走行のできるツアラーや、
ツーリングのできるスポーツバイクといったように簡単にその性格を変えることができます。

加えて上下するスクリーンやクルーズコントロール、オプションのパニアやトップケース、ナビなどと、
快適にツーリングを楽しむことができる装備が満載。 誰にでもおすすめできる万能のバイクですね。
今回はこのRSに1年乗ってみて思ったことを書き連ねてみたいと思います。














20151017 R1200RS ROSSO


エンジンはどんな感じ?

BMWのアイコニックな最新空水冷エンジンは2気筒ながら全域でフラットに吹け上がります。
中間の4,000~6,000rpmはもちろんパワフルですが、それ以上開けるともっとパワフル!
燃費はパワーの出る走行モードで好きなように走った場合18km/L程度。
タンク容量は18Lなので、航続距離は320kmほど。 250kmを超えた辺りから給油を意識するようにしています。


現代の排ガス規制の影響でスロットルの開け始めはガスが薄いのは仕方ないのですが、
それもヒューエルインジェクションに外気温を低めに誤認させるカスタムパーツを使うことで改善可能。


200km/hくらいまでは気持ちよく吹け上がり、ウィンドプロテクションも秀逸なのでそのまま巡航も難しくない。
ちなみに海外のYouTUBE動画での最高速チャレンジは230km/hほどのようです。 ボクは未体験ですけどね(笑








BMW R1200RS LED Custom Final


シャフトドライブってどんな感じ?

意外なほど普通ですね。 ボクが鈍感なのかもしれないけど、走っている感じではチェーンと違いがわからない(笑
それよりもチェーンメンテをしなくていいというのが最大のメリットでしょうか。 まぁとにかく便利!
雨の中走って泥だらけになったとしても、洗車して水を拭き取ればそれで終了。 めっちゃ楽♪
片持ちスイングアームもリアホイールを綺麗にするのに手が入って楽です。 病み付きになる楽さ(笑








BMW R1200RS


電子制御サスペンションって凄いの?

様々なセンサーで毎秒最適なセッティングを維持する電子制御可変ダンパーを内蔵した前後サスペンション。
実際キャンプ積載時にコーナリング中突如現れた回避不能な路面の窪みや、
コーナーの切り返しで不意に現れた浮き砂も呆気ないほどなんでもなくやり過ごすことができました


サスセッティングはハンドルのスイッチ一つで変更でき、ツーリングに適したROADと硬めなDYNAMICの2種類を選択可能。
加えてプリロードもライダー、積載、タンデムの3種類から選べます。
セッティングの微調整はできないものの、DYNAMICでもよりサスを硬くしたい時はプリロードを積載にしたりもします。








20160413 GoProスカイラインツーリング


キーレスライドってどう?

最近の車と同様、キーを所持しているだけでキーシリンダーの位置にあるボタンを押すとキーONになるというシステム。
これはバイクに必要なのだろうかと今だに思いますが、慣れれば便利と言えば便利なのかな?
もしキーの電池が無くなった時はシートとタンデムシートの間辺りにキーを置くと感知するらしいので、
それは心配しなくてもいいようです。 まだ実際試していないので不安は残りますが(苦笑








0S5A7001


可動式スクリーンってどう?

純正シールドは上端がくいっと持ち上がった形状のためかよく風を捌いてくれます。
そしてRSのスクリーンは手動で上下できることに加え、取り付け位置が2種類選べるようになっています。
なので普段走っている時やワインディングではシールドを下位置に(そっちの方がカッコいいからね!)、
高速道路やトンネル内、夕方気温が下がってきたりしたらシールドを上げれば結構風を防いでくれますね。








20160413 GoProスカイラインツーリング


ギアシフトアシスタントProは?

クラッチを握らずにシフトUP、DOWNができるシステムで、これが結構便利。
実際使えるのは2速40km/h以上からかな? シグナルダッシュでスロットルを開けたままシフトUPしていけます。
あとはコーナー進入の減速時など、ブリッピング無し、クラッチ操作無しでシフトDOWNできるのも便利。
「この感じなら2速だな、あの辺りでシフトDOWNして~」なんて考えずに適当に、雑に走れます(笑


ただ、4気筒チェーン駆動のS1000RRみたいにスムーズとは言えず、若干のシフトショックはありますね。
それは2気筒だったりシャフトドライブだったりという機構的な原因なんでしょうから、これを改善は難しいかも。
なのでボクは状況によってはクラッチを握ってます。
そっちの方がショックが無いし、そもそもクラッチが呆れるほど軽いしね(^^)








20151017 R1200RS ROSSO


クルーズコントロールは便利?

ハンドル左スイッチに設けられたクルーズコントロール。
路面の勾配に関わらず、機能をONにした時の速度を維持してくれて、設定レバーを前後に倒せば+-2km/h加減速します。
追い越しなど、一時的にスロットルを開けて加速してもそれが終わればまた元の速度を維持するようです(未経験)。
この機能はブレーキやクラッチを操作すれば解除されるので、そのままどこかに突っ込んでいくという状況もないでしょうね(^^)


この機能、便利だなぁと思いきやそれほどボクは使ってません。
というのもボクは基本的に飛ばしたい方なので、定速走行ってそんなにしないんですよね(爆
それでも右手が疲れたらクルコンで速度を維持して右手を休ませたり、
片側1車線の田舎道を前が詰まった状態でそれに付き合わなきゃいけない時なんかに使います。


まぁあると便利。 なくてもそんなに困らない、みたいな感じかな(^^)








BMW R1200RS USB Charger


電源取りのヘラソケットは便利?

正直ボクは使っていません。 なぜならば! 簡単に抜けるからです(チーン
なので別途USB電源を左シート下に増設しています。
この位置だとポケットやシートバッグに入ってるスマホなどを充電できるのでおすすめですよ(^^)


使いづらいヘラソケットですが、Optimate4 Dualという世界最高のバイク用バッテリー充電器のソケットとして使えるのはGood。
ボクが持っているのは旧型なのでヘラソケットで充電できないのですが、
バッテリーに充電端子を外付けして充電できるようにしています。








BMW R1200RS



BMW R1200RS


純正ナビってどう?

ハンドル左スイッチと左グリップの間にあるダイヤルで操作できる純正ナビ。
ナビゲーション能力は車用のナビには劣るものの、バイク用としては最高峰の性能だと思います。


特出すべきは純正である強みのバイク連携機能で、総走行距離やトリップ、最高速度に平均速度、
エンジン温度や気温、残燃料を計算した残走行距離なんかも表示でき、
それによってガソリンがリザーブになった時点で地図に給油アイコンが出て、
タップすると最寄りのスタンドが近い順に一覧されたりして便利ですマジで


ボクはiPhoneかつMacユーザーなので現実使えないレベルの機能なんですが、
Androidユーザーならアプリで連携できるらしく、スマホで検索した場所をナビに転送したりもできるそうです。
windowsPCではルートを作成し、それをmicroSDでナビに読み込ませたりもできるみたいですね。
Macでもなんとか! と結構頑張ってみたんですが、そもそも日本の詳細地図が出ない時点で諦めました(爆








R1200RS 20160225 MotoliveO2コバルトラインツーリング


グリップヒーターの性能は?

ヒーターは強と弱の2段階を選べて、これはなにかと使いますね。 便利です。
寒い時期もそうなんだけど、夏でも長いトンネルが寒かったり日が暮れて気温が落ちてきたりすると、
シールドを上げてヒーターをONにすればかなり楽になります。

ともあれ、これがあれば真冬でも大丈夫ってほどでもない(というかグリヒは普通そう)ので、
ボクはHeatechの電熱グローブも併用してます。 やっぱり冬は手の外側が暖かくないとね(*´ω`*)








BMW R1200RS LED Custom Final


ヘッドライトは明るいの?

正直言って結構暗いです。なのでLEDかHIDに変えるのがおすすめ。
ただRSはFフォークとライトカバーとのクリアランスがかなりシビアなので簡単とは言えないですね(^^;
自分で加工するにしても難易度は高いので、自信のない方はディーラーなどでお願いした方がいいかも。


フォグランプを取り付けるのもいいと思います。 すごく明るくなりますよ(^^)!
純正オプションだと10万円を超えてきますが、ボクが使っているシリウス製汎用品を加工すれば3万円でお釣りがきます。








BMW R1200RS Seat Impression


日本基本仕様のローシートは低すぎない?

低すぎます。 その上クッション性も薄いのでお尻も痛くなりそうです。
なので別途購入する必要がありますが、165cm以上の人ならば自分に合ったシートに変えるのを強く勧めます
現在はディーラーもハイシートなどを装着して試乗させてくれるそうですが、だったら最初からそうしてくれと思いますね。
せめてミドルシートでしょ。 なんで基本的にローシートなの? 意味がわかりません(真顔








20160622 Snow Peak Headquarters


どのくらい積載できる?

オプションでトップケースやパニアケースが用意されているので、それを使えばキャンプ道具も楽に積載できます
それぞれ30Lの容量なので全て揃えれば90Lの容量になりますが、パニアは丸型の横開きなので30Lほどは使えないですね。
キャンプをするならトップケースの代わりに90Lの防水バッグなどを載せるのもおすすめです。
加えてタンクバッグも使用すれば、160Lの積載をすることも可能です。 というかボクがそうです(笑








20160608 朝ごはんはウフウフTKGツーリング


エンジンて熱い?

RSの空水冷ボクサーエンジンは、1200ccという大排気量なのに驚くほど熱くないです。
熱源が左右に突き出しているからか、真夏にニーグリップしていても内股が熱いと思ったことはありませんでした(衝撃
反面純正のペダル位置だとエンジンのある足の甲に若干熱さを感じるんですが、
足をちょっと後ろへずらしてステップを拇指球で踏むようにすれば、真夏でも全く気になりませんでしたね。


ちなみにバックステップにしたら足が常にこの状態になるので、この夏はエンジン熱に対してノンストレスでした(笑








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R1200RSのいいところは?

全域でパワフルかつフラットな特性のエンジンは、飛ばしたい時は答えてくれる反面ライダーを疲れさせないおおらかさもあり、
多数の便利なライディングアシスト機構も秀逸なので「楽しく快適になんでもできる高性能スポーツツーリングバイク」です。
ワインディングや舗装林道、快走路、一般道路、高速道路など、どんなステージでもハイスタンダードな性能を見せてくれますね(^^)
ツーリングがメインだけど気が向いたらスポーツライディングしたい人にはマストだと思いますよ!








20160601 RICOLAMD


R1200RSのイマイチなところは?


■ スピードメーターがアナログでタコメーターがデジタルって普通逆なんじゃないの?(汗

■ サイドスタンドが長すぎて停車時車体があまり傾かない。 強風が吹いてたら不安になるレベル。

■ 雨天時リアタイヤが巻き上げる水が半端ない。 せめて小さなインナフェンダーでもあればいいのに。

■ 洗車や大雨で、普通にシート脇からシート下に水が入ります。 なんで返しを設けなかったのか…

■ Fタイヤが前にオフセットされてるためコーナリングがまったり。 スポーツツアラーなのに変(笑

■ 標準でローシートなので大体の人は別途自分に合うシートを買わなければいけないというアコギな商売

■ キーレスなので、シートを開けるためにキーを刺したまま気付かず走行したことが10回はあります(爆








BMW R1200RS


おすすめのカスタムは?

ライポジで運動性能も変わるので、まずシートを自分に合ったものに変えた方がいいです。
そして排ガス規制のせいでスロットル開け始めのガスが薄すぎるので、先に紹介したブースタープラグ(約2万円)を
取り付けるとコーナリング時のトラクションがかけやすくなっておすすめ。 コーナーでのリズムが出てきます。
コーナリングや切り返しでのダルさを無くすために、クロモリアクスルシャフト(約2万円)を入れるのもおすすめですね。
これだけでスポーツツアラーというR1200RSの「らしさ」が現れてきて、ようやく本領発揮といった感じに。








20161004R1200RS


まとめ

というわけでBMW R1200RSに1年乗って気づいたこと、思ったことを書き連ねてみました。
モトブログでインプレを試みてみたり、ブログでも書いてみたりしたのですがまとまらず、これがTake3になります(笑
そのくらい様々な機能や汎用性を持った、特殊なバイクだということでしょうか。


1台でなんでもできる。


そんな夢のようなバイクを、可能な限り現実にした珠玉の1台だと思います。
S1000RRやR1200GSのように飛び抜けた個性はないものの、その分オールラウンドさでは右に出るものなし!
おすすめです、R1200RS。 興味が湧いたらぜひ試乗を! 一緒にRSオーナーになりましょう!


そして、この1年でボクのRSはかなり理想通りに仕上がってきました。
今度はそのカスタムを実際長く使ってみてどうなのか、インプレッションしてみたいと思います(^^)
まぁ時間がかかると思うので気長にお待ち下さい(笑


PHOT Motovlog ChannelのR1200RSに関する記事はこちら

PHOTのYouTUBEチャンネルはこちら






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