BMW F800GSに乗り換えて3,000kmを走ったので、改めてインプレッションをしたいと思います。
ボクがF800GSを選んだキッカケはライズカフェの米さんにBMWを洗脳されたのが大きいのですが、
それよりも以前、BMW Motorradディーラーのツーリングに混ぜてもらった時の印象が強いです。
その時も米さんに誘われて行ったんですが、下道で仙台から鳥海山へ行き高速で帰ってくる450kmのツーリングでした。
他の皆さんはBMWのツアラーやGSで参加。 ボクはTriumph Thruxton900での参加でした。
ロッカーズスタイルのセパハン&ノンカウルで必死に着いて行きましたが、
他の方たちはボクよりも2回り以上歳が上にもかかわらず、余裕しゃくしゃくで本当に驚いたことを覚えています。
その時からBMWって本当に疲れないバイクなんだなぁと思うようになりましたね。
いや、ボクの乗っていたThruxton900が結構疲れるバイクでもあったんですけれど(^^;
その他にもYAMAHA YZF-R1やKTM 625SMCなど、 尖ったバイクばかり選んできたボクですが
HarleyDavidson Sportster XL883Rに乗ったことで価値観が変わりました。
積載の便利さや楽しさ、つまり走る以外の楽しさを覚えたんです(^^)
カメラや三脚を積んで写真を撮ったり、クッカーやコーヒーミルを積んでコーヒーを楽しんだり。
XL883Rでそれらをしながらまったり走るのはすごく楽しかったです。
そんなXL883Rもゆっくり走って楽しいバイクだったんですが…
段々と思ったようにコーナーへ進入していける、走りたいように走れる機動性のいいバイクに乗りたくなりました(^^;
けれどいろいろ積んで走る、カメラやコーヒー、さらにはキャンプツーリングも楽しめるバイクがいいなぁと。
そうして考えた時に、BMW Motorradのツーリングを思い出しF800GSを選ぶことになりました(^^)
F800GSに乗り換えてみて感じたのは期待通りのバイクだったということです。
機動性、積載性、航続距離、楽しさ、楽さ、全てが期待通りかそれ以上のバイクでした(^^)
1、2速はエンブレも強く、加速と登坂能力を重視されてます。 このおかげでフルパニアでも動き出しがスムーズ。
3、4、5速はトルクもありながらエンブレもマイルドで走りやすく、オンロードでは1番メインで使う辺り。
6速は5速とほとんどギア比が変わらないのですが、高速道路専用といったところでしょうか。
ちなみに燃料計やシフトインジケーターも、あると結構便利ですね。
異様にギアがニュートラルへ入り易いのも嬉しいところ。 1速から2速から思いのままです。
巡航は80~120km/h辺りが最も気持ち良く、パニアケースを付けた状態だとそれ以上は振動を感じます。
パニア、トップケース搭載で最高時速160km/h、非搭載で200km/hというのも納得な印象。
日本で走る分には本当にベストな性能だと感じます。
ガソリンタンクの容量は16Lで、燃費はボクの走り方だと22~23km/Lといったところ。
適当ですが300kmほど走って給油するようにしています。
F800GSにはコンピューターが搭載されていて、残燃料であと何km走れるかも表示されるのが結構便利ですね(^^)
ボクはパニアケースにHEPCO&BECKERのXPLORERを選びました。
見た目もカッコよく、箱型なので使い勝手もすごくいいです(^^)
左右で30L+30Lですが、右側にカメラやレンズ、三脚、ツーリングマップル、カッパ、ネットを入れても若干余裕があるし、
左側にクッカーやストーブ、チェア、アルミテーブル、コーヒーミル、水なんかを入れても半分以上余裕があります。
左右パニアはマフラーのある左がハンドルから5cm程度はみ出るだけといった感じで問題なく走れます。
それにパニアケースはシートバッグよりも重心が低いため意外と運動性能に影響しないので
最近では基本的にパニアケースは付けっぱなしが多いですね。 おかげでお土産も気兼ねなく買えます(^^)
トップケースの購入も考えたものの、そこまで満載するにはF800GSだと少し役不足な感じがします。
F800GSなら、左右パニアにキャンプ時だけシートバッグを追加する程度がちょうどいい気がしてます。
スロットルレスポンスが敏感で、元気よく回るエンジンなので急ブレーキをするシチュエーションもあるのですが、
ABSはしっかり作動してくれて安心してフルブレーキングできます。
ステンメッシュのブレーキホースはブレンボと相まってタッチ、効き具合共にとても好印象。
ブレーキがいいので気兼ねなく走ることができるのはとても気に入ってます(^^)
足回りはF700GS、F650GSに比べてオフ寄りの設定と聞いていたものの、よく動くしよく踏ん張ってくれます。
プリロードも男性なら素手で調整できるような機構なのも便利。
多めに積む時や高速がメインの時は硬めにして、ダートは柔らかめにしていますが
正直あんまり気にしてはいません(笑
標準タイヤのブリジストン・バトルウィングは踏み固められたダートなら問題なく走れるし、
高速走行でも不安ありませんが、写真のようなぬかるんだダートではちょっと厳しい印象。
使用目的が「オンロード90% : オフロード10%」といった感じです。
ボクの満足度は85~90%です。
すごくよくできたバイクでなんの不満もないところなんですが、
せっかくのインプレなのであえて言わせてもらいます(笑
F800GSは2気筒なので、やはり高回転域は振動が強いし吹けません。
それでも十分走るんですが、できることならレッドゾーン手前まで回したい。
そうなると気になってくるのがTriumph Tiger800XC。 やっぱり気になります(´・ω・`)
F800GSの方がデザインは断然好きなので、その点は満足していますが(^^;)
それにパワーは必要十分なんですが、やはりもうちょっと欲しいですね。
R1200GSほどの車重とパワーは要らないまでも、もう100~200cc、もう10~20馬力あれば最高です。
それでこの車重ならばパニア、トップケース共にフル装備でも問題なく走り回ることができるだろうな。
それにキーシリンダー横のアクセサリー電源ではバッテリーの充電ができないそうです。
これはシステム側の問題みたいですが、最近のBMWは全部そうみたいなので仕方ないですね(^^)
ボクはOptimate4をバッテリーに直に配線して充電できるようにする予定です。
走行4,500kmで認定中古車として納車後1,000km点検をし、その後2,000kmほど走った最近気づいたんですが、
ヘッドライトを留めているボルトが片方無くなってました(爆
ETCを取り付けてもらった際に外して付け忘れたのかなとディーラーへ問い合わせたところ触っていないと。
そして走行中に脱落した可能性は否定できないんで、有償で部品を注文してくださいと。
全く腑に落ちませんが、それは個人的なケースですしねヽ(^o^#)丿
まぁ不満と言ってもこんなものです。
ツーリングマップルやカメラ、コーヒーセットなんかをパニアケースに突っ込み、気ままに遠くを目指す。
オンロードを思うがままに走り、途中林道があっても難なく入っていける。
近くに面白そうな場所があったら行ってみて、たくさんお土産を買っても難なく持って帰ってこられる。
春が来たら今度はどこへ行こうか、そんな気にさせてくれるF800GS、おすすめですよ(^^)
その他のBMW F800GSに関するエントリはこちらです。
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